盆栽の育て方
置くところ
日陰に向く植物でも、
夏以外は日によく当てるほうが
葉つき、花つきが
よくなります。
夏に日当たりが強すぎる場合、
よしずや寒冷紗などで半日陰を
作る工夫をしましょう。
西日が当たりすぎる場所は
避けましょう。
室内に飾る場合は、
日の当たる風通しのよい窓辺に
置きましょう。
また、2~3日間隔で
戸外に出して
日光浴をさせましょう。
室内に飾ったままだと
病害虫発生の原因になります。
水のあげかた
鉢土の表土が乾いたら、
底穴から水が流れ出るまで
たっぷりと与えることが
基本です。
春と秋は1日1回、
夏場は朝夕2回、
冬場は2~3日に1回、
が目安です。
水をあげすぎると
根腐れの原因に
なるので注意しましょう。
肥料のこと
鉢の中の限られた土の量では
養分が不足し、
追肥が欠かせません。
与える期間は
4月~梅雨時までの生育期と、
9月~11月の冬越しの
準備期間です。
与えすぎには
注意してください。
追肥には液肥と置肥が
あります。
液肥(液体肥料)
液肥は月に2~3回を目安に、
通常の濃度より薄めたものを
ジョウロで水やりの代わりに
施します。
置肥
置肥は、水やりのたびに徐々に
溶けていきます。
固形の暖効性肥料を
月に1回程、
対角線上に鉢の隅に
2個置きます。
苔を貼っている場合は、
苔をはずして土の上に
置きます。
虫や病気について
最大の予防策は
日々の観察です。
異変を見つけ次第、消毒、
捕殺と対処します。
多くの病気は、
高温多湿のときに
発生しやすいので、
なるべく風通しの良い場所
に置きましょう。
特に梅雨時はウドンコ病などが
出やすいので注意が必要です。
予防のため殺菌剤を
散布します。
植替えのこと
木の種類や育ち具合、
鉢の大きさで異なりますが
2~3年が目安です。
鉢の中で根が伸びて
いっぱいになってしまうと
水切れや生育不良の
原因となります。
タイプ別に分けてみましたので
育てる参考にしていただければ
と思います。